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気がつけばあっという間に年末。あと数日で新しい年がやってきます。

先日撮影で、三鷹市にあるみたか井心亭という素晴らしい日本家屋にお邪魔しました。もともとここに住んでいた方が三鷹市に寄贈したという邸宅で、見事な日本庭園、趣のある茶室も備えた空間です。

その入り口に、今まで見たことのない傘のようなものが置いてありました。施設の方に聞いてみると、花を雪から守るために立てかける「わらぼっち」というもので、秋田などの豪雪地帯ではよく見られるものの、東京ではなかなか雪も降らず見る機会がないので寒さが続いている折に遊び心として飾ったとのこと。

この話を聞いて、ハッとしたことがありました。今年コロナになってからというもの、自分のことで精一杯で、人のこと、ましてや野に咲く花のことなど全く思い至らない生活をしていたということに気づいたのです。心に余裕がある時は、遊びごごろや他者を思いやる心が自然と生まれてきますが、余裕がないとついそういった心がなくなってしまう。だからさらに心の余裕がなくなってしまう。

小さな可愛らしいわらぼっちを見て、来年は小さな花を見て、この花が雪に埋もれてしまうかもと思い至り、わらぼっちを差し替けてあげられるような心持ちでいられすように、と改めて心の誓った年末でした。

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